2013年12月7日土曜日

「恐怖」のDNA


以前ハエの実験で、オスのハエにメスを与えないとオスのハエはストレスからアル中になると言う記事を読んだことがある。普通に交尾ができる状態のオスのハエは、アルコールを含んだ餌を与えても中毒にはならないが、禁欲させられているオスのハエは、好んでその餌を食べると言うのである。

 

 

動物実験には、いろいろ興味深いものがあるが、今回読んだ記事はマウスを使った実験である。身の危険を感じると、その「記憶」は精子を介して子孫に伝えられるというもの。

 

アメリカでの実験。オスのマウスの脚に電気ショックを与えながらサクラの花に似せた匂いをかがせる。この実験を繰り返した後、メスとつがいにし、子孫を得る。生まれた子供にさまざまな匂いをかがせてみると、父親が恐怖を感じたサクラの匂いの時だけ、強くおびえると言う。孫の世代にも同じような傾向が見られた。

 

父マウスと子孫のDNAを調べると、嗅覚を制御する遺伝子に変化の跡があった。生物の遺伝子情報はDNAに刻まれて親から子に引き継がれる。生活習慣やストレスなど、後天的な要因でも遺伝子のスイッチの入り方が変わるということだ。研究チームは、「ある種の精神神経疾患の解明につながる可能性がある」と言っている。

 

と言うことなんですが、「なんで、サクラの花の匂い~~~。」って言うことですよ。この実験者もなんか先天的に日本への怨みが遺伝してるんじゃないの、って冗談です。

 

 

この記事を読んで、わたしの妄想癖が湧いてきました。

 

1.わたしは、まったく植物に関心がありません。先日も美容院で、「最近どこかに行かれましたかあ。紅葉なんか。」と言われ、「紅葉なんかに全然興味はない。」と言ってしまいました。もちろん、「目に青葉」という感性はありますが、その青葉が何の木かとか、そんな類の事には興味なし。

 

そこで、わたしの父ですが、彼は、大学の教授でした。医学部の薬学科卒。化学の先生でした。蚊の実験で博士号を取ったのです。幼い時、ボウフラを飼育している大きな甕が家にたくさんありました。それで、植物についてもとても詳しいのです。しかし、「知識として」です。わたしが、幼い時、何気なく木の名前や花の事などを聞くと、滔々と講義が始まるのです。彼から、「きれいな花だね~~~。」などの感想を聞いたことは全くありません。

 

つまり、「こいつが元凶か!」と思っちゃったわけです。彼は、蚊の研究(蚊が媒体となる病原菌の研究)で、東南アジアのどこかの研究所から引き合いがあったのですが、「そんな所に行きたくない」と断わりました。LAZYな人なんですよ。わたしも、小さい時に「フィリピンとかインドネシアの学校に通わずに済んでよかったなあ」なんて思います。同様にLAZYな奴なんですよ、わたくしは。

 

2.宇宙は9次元でできているとご存知ですか。我々は、3次元とプラス「時間」の4次元の世界に住んでいると思っていますが、最新の説では9次元の世界だそうです。違う説もありますが。

 

その他の次元は、ミクロの空間なので人間には見えないそうです。わたしが読んだ本では、糸の上を歩く蟻を例にとって説明されていました。蟻は、糸の上を歩けるが、人は歩けない。だから、糸の上を歩く感覚(次元)を知ることはできない。しかし、他の次元は実際に現存しているのなら、人は何かを感じるはずだ・・・と思うのです。ここからがわたしの妄想です。

 

高度な科学技術、テクノロジーで人の生活は便利になりました。でも、その代わりにヒトが失った能力もたくさんある。例えば、古代人はカヌーで海に乗り出しました。なんの航海技術もなく、さぞかし多くの人々がそのために死んだと思われがちですが、実際は、古代人は宇宙と仲良しだったのです。彼等は、星を見、風の声を聞き、海の心を知り、自然の懐の中、安全な航海ができたのです。もちろん、悲惨な状況もあったでしょうが。それが、航海技術の発達により、人はもう、宇宙の声を聞く事ができなくなった。そんな非科学的なことを信じなくなったのです。卑近な例ですが、建築士がコンピュータで製図を書くようになってから、コンピュータが壊れたら自分で製図を引けなくなったという事実があります。

 

だから、宇宙を感じることができるDNAを持った人がいるかも。他の次元を見ることはできないが感じることができる人はいるかもと。例えば、幽霊。幽霊と言う存在はないかもしれないが、他の次元からの仄かな気配を感じることはできるかもしれない。実際、アマゾン川流域に住む「ピダハン」という少数民族は、文明を拒否し、原始のままの生活をしています。彼等は、毎日霊を見ているそうです。「今日は、霊のご機嫌は斜めだ」なんてね。彼等は、文明人の見えない感じない何かを、まだ感じ取る能力を備えているのかもしれない。文明に毒されていないが故に。古代からの記憶がDNAに滲みついていることは確かです。例えば、人が暗闇を恐れることは、その点から説明されていますし~~~。

 

と言うことで、

 

超科学的な「宇宙の論理」が解明されたら、超非科学的な「超常現象・幽霊」なんかのことが、同時に解明されるかもと思うと、なんだか楽しくないですか。ワクワクしませんか。

 



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