2018年3月24日土曜日

最後まで読まなくても全然気にならないミステリーって、なんだろう。




『雪の夜は小さなホテルで謎解きを』という本の事です。



最近、本をたくさん買い込んだのですが、全然、読む気になれず(例えば、『脳の意識 機械の意識』です。)、読む気になるように導入剤として、素敵なミステリーを読もうと…、この本を買いました。



新聞の書評欄にも取り上げられていたんです。「雪に閉ざされた小さなホテルでおこる謎と奇跡の物語。」と。本の帯にも、「MWA賞、受賞。映画化決定!」とありました。また、「ほのぼのとしていますがそれだけには終わらず、スリリングで驚きの仕掛けもある盛りだくさんなストーリーです。」と。たぶん、わたしは、ほのぼのとした部分で嫌気がさして、スリリングなところまで読み続けられなかったのでしょう。でも、5分の4は読んでいますよ。








書評や本の帯を読んで、わたしはアガサ・クリスティを思い出したんです。アガサ・クリスティは、若い時分に読みましたが、それ以来読んでいません。でも好きな作家で、読めば満足感を得られる作家の一人でした。



ですから、今持っている彼女の本を読み返せば良かったんだと。今日のテレビでまたクリスティ原作のミステリーがあります。明日もあるとか。テレビも彼女の作品をドラマ化すれば「安心」と思っているのでしょう。



歳とともに、なんだか新しいものに気が向かなくなっていくのでしょうか。つまり、「今までの安心」を手に入れるために。そこにある安全。新しいものに手を出して「危険」を被らないように。



高齢化社会に進歩はありませんねえ。そして、経済効果もね。









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