中国人の日本語教師:
彼女はJの友達。Jは十数年ほど前に東京に留学しました。先ずは語学学校に2年それから3年ほど違う勉強を。その語学学校で知り合ったのが彼女です。顧先生。わたしたちは彼女をそう呼んでいます。コセンセイ。わたしが中国の名前を発音できない上覚えることも出来ないのでわたしたちはいろんな人をいろんな言い方で呼んでいます。例えば「ヒーさん」。彼女は女の人ですがいつも男の人のような服装をしていて近所の子供たちにも「おじさん」と呼ばれているとか。その彼女がわたしたちのイベントに来た時、中国人の英語の先生も来ていてわたしは彼女がどういう人か英語で彼女に説明しました。
わたし:She is …………….
英語の先生:HE is……….
わたし:????? She is………….
英語の先生:HE is…………HE,HE,…….A male person, we call a male person HE. Right?
わたし:Oh, no!!! HE is she. No, No。 She is she.
という訳で、それ以後彼女は「ヒー」さんです。わき道に逸れました。
顧先生はJと十数年来の友達。彼女の日本語はほぼ完璧。綺麗な日本語です。彼女も言っていますが日本語は発音とかは易しいが、敬語を教えるのが一番むつかしいそうです。彼女の敬語は素晴らしいです(時々やりすぎと思うこともあるが)。
彼女は上海に帰ってから結婚して一人息子がいます。彼女の夫はとても優しい人ですが今仕事がなく就職口を探しているところ。彼女が稼ぎ頭な訳。息子は小学校1年生。彼女は中国では珍しく近くの学校に息子を行かせているので毎日息子の面倒を見なければならない(たいていは寄宿舎つきの学校で子供は土・日しか帰ってきません。この話はまたの機会に)。Jが言うには、「上海では一番お金稼ぐ人が家で一番偉いよ。だから彼女夜遊べるね。彼、息子の面倒みるよ。」ということで、わたしたち、よく夜遊びしてます。もうひとつ、家で一番誰が稼ぐかがわかるのは携帯。一番最新式の携帯を持っている人が稼ぎ頭。その人が新しい機種を買うと古いものが順にお下がりになっていく訳。(機能が良い携帯はとても高い。一般の人の1ヶ月分の給料くらい。)
彼女たちは語学学校で知り合ったと書きましたが、ほんとは夜のお仕事で知り合ったみたい。一度、東京時代の写真を見せてもらったことがあって、20代前半の彼女たちが(その他の若い中国の女の人も)ドレスを着て写っていました。こういうことってとても不幸なことだと思う。20代前半の若い彼女たちが日本人のおっさんの一番いやらしいところを見て過ごすという訳だから。彼女たちは今でも日本人の男は外では助平なことして浮気して、その妻たちはそれを普通のこととして受けいれている、と思ってます。
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