2013年8月13日火曜日

Mauna Kea











マウナ・ケア山は標高4205m。富士山より高い山です。ハワイにありながら冬季は雪に覆われます。このマウナ・ケア山頂ツアーに参加しました。ここは、有史以前に噴火が収まった火山で、山頂一帯は自然科学保護地域に指定されています。つまり、むやみに入れないという事。ツアーの回数や車の台数も定められています。



一番は、マウナ・ケア天文台。日本の望遠鏡「すばる」のことは、きっとご存じでしょう。ここに在ります。天体観測にはいろいろな条件がありますが、その条件に適しているのは、チリのアンデス山中、アフリカ西海岸のカナリア諸島山頂、そして、ここの3カ所と言われています。ハワイ大学がハワイ州から山頂の一部を借り、州との開発契約により世界有数の望遠鏡が設置されたとか。しかし、この場所はハワイ・ネーティブにとっては聖なる場所。開発にはいろいろな問題が含まれているようです。





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次はSUNSET。わたしは自然にあまり興味がないので、「ああっ、サンセットね」と思っていましたが、それはちょっと感動モノでした。天候にも恵まれたようで、ガイドのヒデさんが「こんなことは、そうないよ。」と何回も言って強調していました。「今日は天気がいい」「天気がイイ」って。ヒデさんは日系三世(?…何世か忘れた)で、顔は日本人なので日本語で話しかけていたら、少々理解していないところもある感じでした。もちろん、ガイドの説明は日本語ですが、なんかとってもあっさりした日本語。わたしは「東京生まれだよ」なんて仲間と話していました。あとで聞いたところ、ハワイ生まれの日系人で、日本語は当初全然話せなかったそうです。ツアーの前に、契約書にサインしなければいけないのですが、ヒデさんは、初め「山で死ぬ。これにサインしろ。」と言っていたそうです。



山頂までは四輪駆動の車で行くのですが、一気に登ると高山病の恐れがあるため、途中、オニズカ・ビジターセンターで2時間ほど休憩します。そこで早い晩御飯のお弁当を食べます。センター名の「オニズカ」は1986年のスペースシャトル事故で亡くなったオニズカ大佐に因んでいます。日系人初の宇宙飛行士になった地元の英雄です。石碑も立っていました。



そして、神々しいサンセット。

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最後は満点の星空。空いっぱいの星、星、星をガイドさんがレザー光線で指し示し解説してくれます。これも、「今日は最高の天気」ということで、「いつもより多く出ております」とのこと。星座の位置を示しつつ、謂れなどを説明。惑星と星の違いとか古代人はどうやって、自分の位置を知るかとか興味深いこと満載です。最後に、スタッフが用意した本格的望遠鏡でひとつずつの星も見ることができました。残念ながら星空のPHOTOはありません。なんてね!



楽しい一日でした。そして、とても寒い一日でした。(富士山より高いんだから当然ですよね。夏に皮のジャケットを着ていました。)







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