2013年8月13日火曜日

あこがれのウッドデッキ

わたしが家の改装を思い立ったのは、「もうあとがない」と思ったからです。実は、適当な時期が来たら、老人介護のレジデンスに入って気楽に生きようと思っていたのです。



が、



未だ、両親が健在。彼らをおいて自分だけ、老人マンションに入れない。ならば、ここに住むしかない。



というわけで、なるべく居心地の良い場所にしようと考えた訳です。



まだ、ちょっと訳がわからないと思います。つまり、わたしは両親の家の隣に居を構えていた訳です。それで、今でもすぐ出ていこうと考えていたので、住処に対する思い入れもなく、いつでも出ていこうという態勢。





で、今、ここに居直った訳です。



デッキとサンルームを造って、外とのふれあいのルートが浮かび上がってきました。日本家屋で言うと「縁側」ですか・・。ちょっと、ツッカケを穿いて、トットッと外に出かけていけるわけです。つまり、ありきたりな表現で言うと、自然とのふれあいです。



「自然とのふれあい」



それは、一言では言えないほど、たいへんなことです。会社勤めをしている方がよほど楽と言えるでしょう。自然は、日々、侵入してきます。ブランドニューのデッキ上にも、松の木が、気がつかないうちに、松脂を垂らしています。虫がすでに行きかっています。鳥も空を飛んでフンを落としていきます。



人類は、自然を征服した・・・感を醸し出していますが、大きな間違いです。近年の自然の猛威あるいは復讐・・・、はすさまじい。いろんなところで、トルネード、モンスーン、もちろん地震、津波、ゲリラ豪雨など、人類が征服したはずの自然の脅威に曝されている所です。



むかし読んだSF小説の、自然が日常に侵入してくる恐怖を、いま体感しています。ちょっと気を許したら、自然はずうずうしく、毎日、1センチほど、我々の世界に乗り出してくるのです。



我が家の、綺麗な体裁を保ちたいなら、わたしは、日々、自然と闘い、彼らの領域に彼らを押し戻し続けなければいけないのです。





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