2013年8月13日火曜日

日曜日・・・ケープタウンの続きです。



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朝起きると、誰もいない。娘のアイリスはまだ寝ているようだった。ホスト・ママはホテルの仕事に行ったらしい。地図を見せてもらう約束をしていたので、ホテルに向かう事にする。ホテルまでの道筋は教えてもらっていた。朝ごはんを食べてから出かけることにする。しかし、何を食べるかが問題。インスタントコーヒーは見つかった。食パンらしきものを見つけたが、トースターが見当たらない。仕方がないので、電子レンジで温めてそのまま食べる。そして、ホテルへ。



彼女のホテルは、歩いて10分ほどだった。大きめのシティホテルといった感じで、なかなかよさそうなホテル。さて、このホテルのどこにママがいるのかと思っていると、彼女の方からわたしを見つけてくれた。彼女は、ホテルのホールにある「お土産物屋さん」の店員だったのだ。ということは、地図はホテルの備え付けの地図ではなく、ショップで売っている地図ということなのか。

予想通りだった。彼女は慎重に売り物の地図をパッケージから取り出し、地図を広げて説明し始めた。しかし、あまりに地図を傷つけないように振舞うので、何が何だか訳がわからない。



「わかりました。その地図を買いますから印を付けてください。」

「えっ、ほんとうに買うの。」

「買います。」

彼女は、代金を受け取ってから、地図にめいっぱい印を付け始めた。彼女に文句を言うつもりはない。その後もその地図は大いに役だったから。他の生徒も「いい地図持っているね。どこで買ったの。」と羨ましそうに言ったものだ。とにかく、これで学校へは辿り着けそうな気がした。



地図を手に入れて、いったん家に帰った。これからどうしようかと思う。自分で食事を確保しなければいけないので、先ずは何か買いに行った方がいいかと決断した。教えてもらった近くのスーパーへ再び行く。スーパーの規模は大きく、日本でも大手のスーパー並みの品ぞろえだった。あるいは、物によってはそれ以上。それが、チーズ、ハム、腸詰ソーセージ。その種類の豊富さにはもう感激。その後、わたしの海外でのスーパーの買い物は、こんな調子になったのである。つまり、どの国でも似たようなものばかり買って食べていたということ。あとは、野菜・果物が必要。りんごは日本のものより小さくて、まるかじりには最適。その後の海外生活でも、学校から家に帰ると「りんごをまるかじりしてビールを飲む」というのが習性となった。他にわたしの選んだ野菜は、主にきゅうり、ピーマン。両方とも日本のものより大きめである。キュウリは歯ごたえがあって、キュウリ特有のにおいも「ほんものの」野菜という気がした。日本で買うキュウリに匂いはない。ピーマンは肉厚で、煮るととても美味しかった。またいろいろなソース類も豊富にある。トマト系、クリーム系。それぞれにたくさんの種類が揃っている。スープの素も豊富。ただ気がかりな事は「体にやさしいの?」、という事。つまり、濃厚で美味しすぎて「体に悪そう」な感じだったからだ。





つづく・・・



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