2013年8月13日火曜日

神秘と科学・・・なんてね。



以前フィリップ・K・ディックの小説から引用して擬態について書きました。敵の目を欺くために周りと同化したり、違う生き物を装ったりすることです。それで、彼は「擬態は見破れたから、擬態とわかったので、まだ人類に見破れられずそのまま姿を隠し通している生き物もいるはずだ」と。「なるほど」と思わずにはいられません。



今回ハワイに行きました。BIG ISLANDハワイ島です。この島は神秘に包まれた原生林や火山、気の出る場所を残しています。つまりミソロジーです。わたしは神秘的な事は信じていませんが、論理的にフィリップ・K・ディックが言ったことは納得いきます。ここに未だ発見されずにあるパワーが存在しているとしても驚きませんよ~~~。



昨日の新聞によりますと、新種のサルがコンゴで見つかったそうです。グエノンと呼ばれるオナガザルの一種で、セルコピテクス・ロマミエンシスと命名されました。地元では昔から「レスラ」として知られていたようです。知らなかったのは、そんなことを信じない都会の人間です。『コンゴ・ジャーニー』で、恐竜モケレ・ウベンべの存在を信じないのは「おまえら白人だけだ」と言われるのと同様に。



今日の新聞では「絶滅していたと思われた哺乳類ソレノドンの捕獲に、日本とキューバの合同調査隊が成功した」という記事を見つけました。ソレノドンは6500万年前から骨格がほとんど変わっておらず「生きた化石」と言われていたそうです。1830年代に発見され1970年代に絶滅したと思われていました。ソレノドンは唾液に毒があるトガリネズミの仲間で、超音波で仲間と交信するという生態も報告されました。体長30センチ前後、体重700グラム。



どうですか。世の中、絶滅したと言われていたって、そこはどっこい人間なんかに知られず生き延びてきた生物がいるんですよ。人類の「力・知恵」を過信するなかれ。まだまだ、我々の知らないことが、たくさん残されているんですよね。





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