2013年8月13日火曜日

ベーシック・インカム



『ベーシックインカムは究極の社会保障か』という本を読んでいます。右から左までの論客によるベーシックインカム擁護論です。



わたしは、「ベーシックインカム」は理想的なこの世を救うセオリーだと思っておりました。しかし、ネオ自由主義の人々もこの概念に賛成していると聞き及び、どのような論拠なのかと。



ベーシックインカムは、なんの条件も付けず個人に給付される現金です。物ではなく。これにより、生きて行く上の最低限の収入が得られ、意に沿わない労働から解放される・・・と、思っておりました。でも、反対にネオ自由主義の人々は、ベーシックインカムをすべての人に給付することで、その他の今の福祉を淘汰するという考えのようです。つまり、生活保護もいらない、失業保険もいらない、年金もいらない・・・、そして、その資金でベーシックインカムを支給するという考えのようです。



このようないろいろな考え方を読んでいるうちに、ベーシックインカムも所詮「世の中」を救えるものではないと思いました。今の世のベースになっている考えを克服しない限り、ベーシックインカムも「お金」を支給するという以上の意味を達成することはできません。「お金」ベースで世の中が動いている限り、ベーシックインカムで得られたお金をより有効的に活用できる人は、限られているということです。文字通りベースの資金を得て、それにより一段上の自由な人生を送れる人は、やはり能力のある人々なのです。





今のところの感想はこのくらいにして、後日、じっくりディテールを語りたいと思います。





なんだか・・・疲れた。。。





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