2013年8月13日火曜日

ルームメート(2)

わたしが起きたのに気がついたらしく、一人がその椅子のバリケードをどけてgood morning と言った。そのバリケードには張り紙があって、それは「冷蔵庫の水のペットボトルをひとついただきましたが後で買って返します。」とあったのには気づいていた。彼女たちは、朝起きてすぐ、そのことについて、いっしょうけんめいわたしに伝えようとしていた。



う~~~ん、良い人らしい。



彼女たちはドイツ人であるが、オリジンはロシアで18歳の時ドイツに移民したと言っていた。そのドイツでの移民のためのドイツ語学校でお互い知り合ったらしく、それからの親友と言う。



あとでいろいろ聞いた話によると、彼女たちはドイツ語を話しているが・・・、ロシア語も混じっていると。むしろメインはロシア語らしい。わたしは大学での第二外国語がドイツ語だったので、少しは・・・ほんの少しはドイツ語がわかる。しかし、彼女たちのドイツ語は少し違う感じ。



もうひとつ。これは、6週間後わたしたちが別れを迎えた時、わたしたちが出会ったときは、こうだったね、ああだったね、と思い出話をしていた時に知ったことだが、「何故、彼女たちはバリケードを作ったのか」・・・それは、彼女たちはルームメートは男かもしれないと思ったからと。ルームメートが異性であるということはヨーロッパでは「確実に有り得る」と。わたしはそんなこと考えてもいなかった。上海での日本人の友達が(女性)がルームメートに男性を選んだと聞いて、世の中進んでいるな~~~と思ったのだが、それは普通のことだったの???





わたしが得た彼女たちの情報;



ドイツ人。オリジンはロシア人。年齢30歳と29歳(若く見えたが・・・)。学校のクラスはエレメンタリー(英語でのコミニケーションは少し・・・)。お互い親友。今のところはそんなところで。





リヴィングのソファーで寝ていたのは「暑いから」と。これは想像できる。これからず~~~とここで寝るらしい。6週間。-----わたしは、実はこのリヴィングルームにあった扇風機をひとり占めしていたのだ。そこで、この扇風機をみせて・・・これは、ここにあったのだが、わたしは自分の寝室で使っている。もし必要ならリヴィングルームに戻すが、と聞いてみる。彼女たちはいらないと。扇風機は嫌いだと。・・・よかった~~~。



それから、前に書いたが、わたしの掃除の方法。ソファーの下にすべてのゴミを押し込むこと。そのことを彼女たちに話した。彼女たちはすでにソファーを移動していたので当然ゴミが床に。



と、わたしを見てすぐに起きてきたひとり(今は「Ire」としとく???)が、すぐ掃除しますと。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホントニ、ホントに、ほんとにいい人たちネ。





あとは・・・、ラジオ。わたしは昨日のクラフトヴィレッジからの帰りにようやくラジオを手に入れた。この先電池を買い続けるより、う~~~んんと安い値段。彼女たちはそのラジオを見つけ、わたしに「これはあなたが買ったのか」と聞く。「そうだ」と答えると、ラジオがあってとても嬉しいと、すごく喜んでくれた。



今日は日曜日。彼女たちは今日一日、このあたりを探検してきますと。わたしの教えることはなにもないらしく(実際には、彼女たちはいろいろ付近のことをわたしに聞いたが・・・学校の行き方とか、お店の場所とか、でも彼女たちは総て自分たちでmanageできるよう)、・・・さすがドイツ人と思う。ドイツ人はひとりで歩き回る天才と聞いていた。(?)





とにかく・・・、これから先どうなりますことやら。

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