2013年8月13日火曜日

ビート・武からの妄想









ビート・北野武がコマンドール賞を受賞しました。それで、彼の作品『アキレスと亀』がパリで一般公開されるにあたりパリで記者会見が催されていました。テレビで見た事ですが。そこで彼曰く、『アキレスと亀』を取っていた時は、おじさんとおじいちゃんの狭間だった。(そのままではありません。大体このような事)。そのあと、この時期を乗り越えて、今は「おじいちゃん」になったって。やっと自分の立ち位置、方向性が確定したので、これからの作品はもっと良いもの、ほんとに描きたいものに行くであろうと。



う~~~ん、よくわかるなァ、がわたしの感想です。わたしもこの2~3年、大人と老人の間で模索していたので。ようやく、納得して、今わたしはおばあちゃんです。やはりこんな時期が来ると思う。初めは、思春期から大人へ。老人になる心境はわからなくとも、この子供から大人への転身の時は、いろいろ悩んだこともある人は多いはず。社会に対する何の責任も感じなかった青春。そして社会の一員としての自覚、責任。一気に突き進んだ人生。夢もあった。将来のヴィジョンもあった。で、中年期。家族あるいは社会に対する責任。そして、すべてが終わった。定年。でも、現役でありたい葛藤。



で、自覚する。未来に突き進む人生は終わったと。これからは、突き進まない、停滞した、ステキな充足したライフ。気張らない、でも確実に少しずつ成長する・・・そんな人生。



日本もそんな時期じゃないのかな。老成した独自の文化を作り上げていこうよ。もう、まわりに振り回されることなく。







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