2013年8月13日火曜日

ルクソール観光









エジプトはナイルの賜物と申します通り、ナイルの両岸にグリーンベルトが広がっているだけで、そこから外れるとあとはすべて砂漠です。ですから、観光と言ってもそのナイルの西岸か東岸か・・・だけです。



到着の地はルクソールだったのですが、二日目はその西岸の観光です。メムノンの巨像、女王ハトシェプヌトの葬祭殿などを専用の観光バスで回ります。日本語でガイドしてくれるエジプト人のアバさんといっしょに。メンバーは13人なのでほんとにゆったりした良い旅でした。(時間的には少々あわただしいけど)。



で、ひとつアバさんがしたおもしろいお話を。



エジプトではアラブ語が話されていますが、彼女が言うには、「エジプトには木の名前とか花の名前はないネ」と。木はただ日陰を意味するだけ。誰が木の名前を気にしますか。涼しければいいのよ・・・と。なにしろ夏には60度になるそうですから。「ただ、ひとつ木の名前あります。それはナツメヤシ。」と。ルクソールの家は壁は泥煉瓦で鉄筋が入っていますが、屋根はナツメヤシの葉で葺かれています。「エジプトは雨がめったに降らないから大丈夫です。エアコンがないので屋根も煉瓦だと暑くて家に居られないョ」が彼女の説明。



花の名前もありません。道端にはブーゲンビリアが植えてあります。



アバさんは、

「これはブーゲンビリアです。わたしたちにこの言葉ありません。日本に旅行に行った時に覚えました。日本の人たくさん木の名前とか花の名前とか知っていて、何の花かと質問をよくされるので覚えました。友達にこれはブーゲンビリアだよと言ったとしても、きっとみんなはそれがどうしたの、変わった人だね、言いますよ。」と言っていました。



ほんとに、「処変われば品変わる」ですね~~~。日本にいるとそれが当たり前と思っていますが、「木は木だ」という土地もあるんですね~~~。エジプトから帰って関空から名古屋に向かうバスの中で道の両側に広がる山々と木々を眺めながら感慨を新たにしました。





時間的には少々あわただしい・・・について、

一人旅なら自分の見たいところはゆったり見て回れるのですが、団体行動ではそうはいきません。この日のお昼ご飯はオープンエアーのレストランでバイキングでした。お天気はよく温度も36度と暑いけれどもビールを戸外で飲むには最適。ビールを飲みながら1時間、2時間くらいのんびりと腰かけていたかったのですが、「は~~~い、バスの時間ですよ~~~」の掛け声に、渋々「よっこらしょっ」と立ち上がった次第です。





では、また!









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