2013年8月13日火曜日

英語の本を読む











やっとThe Pillars of The Earth を読み終えました。この本を読んでいると「作家は神である」と言う言葉を実感します。作中人物が作者の思惑で操り人形の如く翻弄されています。読んでいるこちらとしては、読み進むうちにワクワクドキドキするもののフラストレーションが溜まります。「まだ、引っ張るんかよ~~~」とか「も~お、チャンとみんな幸せにしてあげてよ」とか。



一方、作中人物が作者を引っ張っていくというパターンもありますね。作者の意図に係わらず人物が勝手に動きだしてしまうというような。ああ、この性格の人なら当然こんな風に行動しこんな感じの人生を歩むことになるんだろうと納得できます。



このふたつは小説のジャンルが違うとは思いますけど・・・。





とにかく、ワクワク、ドキドキしてこの長いお話を読み切ることができました。最後の方はもう「根性、根性」という感じでしたが。いろいろな小説を英語で読むと、その小説のジャンルにより学べる単語が違いますよね。今回は、十二世紀前半のイギリスの物語なのでキリスト教関係の言葉をいろいろ知りました。「キリスト教はね~~~、」とか議論する時に役立ちます。私は主に法廷ものとかサスペンス物を英語で読んでいるので、犯罪に関する単語はたくさんファイルできていますよ。英会話教室で最近のニュースとかを話し合う時に「お役立ち」です。でもほんとうに好きな本は、もっとシュールな幻想的な本なのです。ここで学ぶ単語は実生活にはアンマリ役に立ちませんですネ。





今、続編のWorld Without End を読み始めるかどうか・・・、1200ページ以上あるこの本を目の前にしながら思案しているところです。だって、読み出せば一か月は他に何もできない生活が始まっちゃうんですもの。



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