2013年8月13日火曜日

ちょっと奥さん聞かはりました・・・、

アメリカの水着メーカーがスピード社を訴えました。なんて5月16日のニュースですから、もう古いんですけど。「アメリカはスピード社を訴え、日本は独自の水着を開発!」というracial joke も飛び出しましたね。





その記事の内容は、



米国の水着メーカー、TYRスポーツ社が「レーザー・レーサー」を製造している英スピード社などを独占禁止法違反の疑いで米連邦裁判所に提訴した。TYRスポーツは、スピード社や米国水連、米国代表のマーク・シューバートコーチがスピード社以外の製品を排除し、選手に対し「レーザー・レーサー」を着用するように仕向けているとしている。また、TYRスポーツとの契約を無視し、スピード社製品を着て大会に出場したとして、男子自由形の選手も訴えた。



です。



その後、この提訴がどうなったかは存じませんが、日本の方はと言いますと、



日本水泳連盟は30日に水着提供の契約を結ぶミズノ、デサント、アシックスから改良水着の説明を受けた。スピード社製も含めて代表選手が試し、日本水連は6月10日に着用水着の結論を出す。



と言うことです。





さすが日本、この短期間でスピード社に勝るとも劣らない製品の開発ができましたね・・・という話ではなく、この問題の前から山本化学工業は新しい素材を開発し、水着を作っておりました。他の会社も独自の素材を開発していたようなんですが、なぜオリンピック用にこの素材で水着を作らなかったのかと言うと、彼等はこれは「オリンピック規定」に違反すると思っていたからだと言っております。



つまり日本が最初にこのような水着を作ったら確実に叩かれていたのか、彼等は「最初」は避けて様子を見ていたのか。





考察1:そもそもスポーツとは何か。競技とは何か。



最近、小学生の間で「運動靴」のブームがあると聞きました。つまり、「売れ筋の運動靴」・・・それは運動会の時に早く走れる靴。短距離用(50m?)の靴はつま先に力が入るように、つま先が曲がりやすくなるように設計されているようです。また、トラックを走る競技(リレーとか?)では、コーナーで曲がる時により早く曲がれるように靴底は左に曲がる時に力がかかる部分が強化されています。ですから、靴底は左右対称ではありません。強化されるラインは同じですから。



子どもや親が運動会で早く走れるようにこの種の靴を買い求めるのは理解できますが、それはどこまで許されるんでしょうね。つまりどこまで道具に頼って良いのか。精神論でいきますと、そもそもスポーツは自分のためにするものでしょう。そこまで道具に頼って記録が伸びたとしてそこに何の価値があるのでしょうか。(もちろん人より早く強く高く・・・という気持ちは充分わかっていますが)。





考察2:オリンピックとは何か。



世界の祭典であり、そこで世界一のアスリートを選ぶ。しかし、その基準は何か。世界=西洋の価値基準(わたしも年とともに段々patriotになってきた模様)。例えば柔道。柔道が東京オリンピックからオリンピックの種目となりましたが、それからいろいろな変遷がありましたね~~~。日本の柔道から世界の柔道になったためでしかたないのかもしれませんが。日本剣道協会は日本剣道の精神が変えられるのを恐れ、剣道がオリンピック種目になることをためらっている模様。



オリンピック自体も時代遅れになってきているのかも。以前は世界レベルの競技大会といえばオリンピックでしたが、今はいろいろな競技で世界レベルの大会がありますから。友達のひとりに、「だいたい、オリンピックにでる選手の名前知ってる。わたしたちが若い頃は世界の有力選手の名前、どの競技でもよく知っていたでしょう。今、どの人知ってる。」と言われ、う~~~ん、そうかとうなってしまいました。



もうひとつ、世界基準=西洋基準で言えば、最近ミス・ユニバースコンテスト(だったけ?)で日本人が活躍していますが、その影にはフランス人のアドバイザーがいるようです。その彼女が日本のテレビ番組でインタビューされているのをきいたところ、「日本人がミス・ユニバースの大会で優勝できるにはどうすればいいんでしょうか。」と言う質問に対し、彼女は「日本人を捨てること」と言っていましたよ。





考察3 日本人の気の使い方について



今回、スピード社でなく日本の企業が新しい水着を開発していたら、オリンピック委員会はどう言ったのか・・・はわかりませんが、日本人は回りの状況を意識しすぎですよね。(そこが美徳でもあるのだが?)。あいまいな情報で申し訳ありませんが、ある企業が新製品を開発した時、その製品を作ってもいいかを「ローマ法王」に訊きに言ったそうですよ。キリスト教の教義に反しないかって。ローマ法王は、全然反しません、どんどん作ってくださいと言ったとか・・・(あいまいだな~~~、スイマセン)。





以上、徒然れなるままに・・・・・・・・。



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