2013年8月13日火曜日

トマス・ピンチョン

以前トマス・ピンチョンの本を買ったと書きました。英語の本です。『重力の虹:GRAVITY'S RAINBOW』。なんだかわたしの好きなSFぽくて、買ったのですが、あとでアメリカの作家で、一番ノーベル文学賞に近い人と知りました。ちょっと読んだら、さあ大変。何が何だかさっぱり理解できませんでした。2~3ページでギブ・アップです。





それで今回日本語に翻訳された彼の本を買いました。実は「長年の沈黙を破り新作を発表」という宣伝文句に踊らされたのです。それから、これまた、わたしの好きな「ハードボイルドだ!」と。「ラリラリ探偵ロスを行く!」と。お定まりのハードボイルド筋立、薬中私立探偵ドッグが、超美人の元彼女引き起こす事件に巻き込まれ、ギャング、暴力警察、薬中、売春婦満載のドタバタです。



このドタバタ劇の中、彼は何を書くのかと興味あり。まだ、最初の4分の1程度読んだだけですが、ほんとに、英語の本を買わなくて良かった。前に英語の本を買ったのは、何と言う思い上がりだったのかと。つまり、こんなラップのような言い回し、アメリカンジョークの投げ掛けあい、とうてい理解できるものではありません。それから、1970年代の話で、その頃の、流行りもの、ヒッピー文化もワンサカ出てきて、もう混乱。ただただ、訳者を尊敬してしまいます。



例えば云々・・・、と書こうと思いましたが、どこを切りとってもそんな感じです。一応探偵小説なので、事件が起こり犯人が捕まるのでしょうが、・・・、頑張ってついていきますよ。





肝心の本の題名を書いていませんでしたね。

『LAヴァイス―-Inherent Vice』でした。





0 件のコメント:

コメントを投稿