2013年8月13日火曜日

特派員メモ・・・ロンドン



朝日新聞の囲み記事です。ロンドンの特派員がロンドンの地下鉄について書いていました。曰く、



この地下鉄ではいつもだれかが何かを食べている。お菓子やサンドイッチは序の口。パック詰めの寿司を手に、醤油をつけつつ、立ったままという人もいた。



彼は、ロンドンの地下鉄でニンジンをかじっている人を見てこの文章を書きました。そして、「こんな地下鉄に親しんでいると、電車の中で化粧をする女性くらいではぜーんぜん、驚かない。」とも。



わたしは、これを読んで「そうなのか~~~?」。じゃあ、なんでメディアは地下鉄で化粧をする日本の若い女性についてあんなにも批難するの。まるで、日本人の恥といった如くに。それから、日本の英会話スクールの先生たちも。で、聞いてみました。わたしが聞いた先生は(男性)スコットランド人。



彼は、「そうだよ。」と。

で、「この記事に書いてあることに賛成なの。じゃあ、なぜ女性が地下鉄で化粧をすることを批難するの。」と聞くと。

「・・・」でした。



でも、この会話の中でわたしが気づいたことは、わたしたちは何でもほかの人たちと同化してしまって同じように「悪い」とか「恥」とか思ってしまうということ。そして日本のメディアも「日本人として恥ずかしい。だから気をつけましょう。」と強調するということ。例えば、イタリアで日本人旅行者が落書きした件・・・その本人が謝りに行くとイタリアでは不思議に思われたとか・・・、あるいは、元中川大臣の件。わたしたちは、まるで自分がやったことのように恥ずかしく思いますが、彼は別の人格の人なのです。この英会話の先生もなんでそういう風に感じるのかと言っていました。僕たちはほかの人、政治家が変なふるまいをしても別になんとも思わないよ。僕と違う人がやったんだからと。



どう考えるべきでしょうか。ひとつ、わたしが思うことは日本のメディアはあまりにも海外の風評を気にしすぎるということ、そしてそれをわたしたちに押し付けすぎるということ。どうでしょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿