2013年8月13日火曜日

今週のプライベートレッスン

今回のプライベートレッスンはおしゃべりに明け暮れました。先ずは前回書いた南アフリカの事を話してみました。



日本のサッカーチームが次回のワールドカップの参加を決めましたね。



と、フ~~~ンといった感じ。そうだ忘れていました。アメリカ人はサッカーにあまり興味はないんだ。でもわたしが言いたいのはワールドカップのことではなく、1998年の南アフリカの状況の事なので構わず続けると、



ヘエ~~~、それで南アフリカでワールドカップは開催されたの。



って、そこまで興味なかったんかい。彼は大学でも教えているんだからちょっとくらいこの話題が出たことはあるでしょう、と思っていました。来年南アフリカで開催されるんですよ。日本のチームはその大会の出場権を得たんですよ。



Oh! ガッチャ! それで、南アフリカの話をしていたんだね~~~。



と言う事です。





教訓:思い込みでお話をしてはいけません。



でも、相手がどの程度まで知っているか判断するのは難しいですね。これは知っているかあれは知っているかと、いちいち聞くのは失礼かなと思うし、特に海外で日本の事を話す時に一から話さなければいけないのか、三くらいから話し始めてもいいのかとか判断するのは困難です。







引き続きお話をしていて、日本のテレビ番組をどう思いますかと聞いてみました。と言うのは最近「日本のテレビ番組は全然見ない。くだらないから。衛星テレビでアメリカのニュースとかドラマを見ている。」と言った日本人の中年女性に会ったからです。彼は、日本語の勉強のためにテレビを見たいけど面白い番組がないのであまり見ないと。特に「お笑い」はいつも同じでboring だと。



で、言ってみました。



最近、イギリスの番組で超ふつうのおばさんが超歌がうまくて超有名になったのあるでしょ。あの番組は日本からの物だそうですよ。ほんとかどうかは知りませんが。



と、彼はあの番組はアメリカで1999年に始まってイギリスに渡ったんだと。日本で同様な番組が2~30年前にあって、それがアメリカに行ってイギリスに渡ったんだとカナダ人の先生が言っていました。保証はしませんが。



彼は「サスケ(アメリカでは違うタイトルだと思いますが)」とか「アイアンシェフ」は知っているが、「お笑い」に関してはboring だという主張を変えようとはしません。



で、言ってみました。



最近、新聞で読んだんですが、EUでは同じ番組をEU内で放送しています。スポーツ番組とかニュースショウは全然問題ありませんが、「お笑い番組」は同じものを放送できないと言っています。それで彼らは集まってその対策会議を開いたそうです。その結論は「難しい」だったとか。



彼はそれは素晴らしい結論だね(もちろん皮肉)と。どこまで理解してくれたかはわかりませんが、ヨーロッパ間でも「笑い」を理解するのが難しいのに、アメリカ・日本をや、ですね。今現在、欧米の基準が世界のスタンダードになっているので、それ以外の物は否定される傾向にあります。我々もともすれば、そのスタンダードを「絶対的な物差」と誤解し自らを否定してしまう事が起こりえます。彼も違う基準があることに気が付いてくれるといいなと思います。もちろん、我々も然り。「アメリカンジョーク」とか言ってバカにしたりしていますからネ。





教訓:心を柔軟に保とう。



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